小さくまとまるな。ガンガン行こうぜ!!
並木敏成の協力を得て、『月刊 Basser』が「Chase!」で伝えたいのは、真実の「セオリーの力」と、「現場での閃き」が釣果に結びつくまでのプロセスだ。
前編の池原貯水池釣行では、サマーパターンもセオリーであるバックウォーター(最上流)にエリアを限定。本湖に流れ込むメインリバーと3本のインレットのうち、当日の状況に合っているのはどの川筋のバックウォーターなのか。また、1日目から2日目にかけての減水で、バスはどのようにポジションを変えるのか。そして終盤に明らかになる「マッチ・ザ・ベイト」の威力と、突然の雨がもたした一瞬の時合……。池原編は「ザ・バスフィッシング」を存分に堪能できる内容となっている。
後編の芹川貯水池釣行では、これぞ秋という巻きモノゲームが炸裂する。見どころは、近年のアメリカで流行しているビッグクランクベイトによるエクストラディープ攻略だ。7m超の深層に強波動のクランクベイトを送り込んだとき、日本のダム湖のバスはどういった反応を見せてくれるのか……。並木の好奇心が日本のディープ攻略に一石を投じた2日間を、余すところなく収録。ライトリグ主体のバスフィッシングにマンネリしているアングラーほど、強烈な刺激を受けるはずだ。
●DVD 片面・二層
●収録時間:150分
池原貯水池編(7月)
キーベイト:フロッグ/ミノーペンシルほか
ゲームを動かした2日目の「減水」と「雨」
シャローの一種であるバックウォーターにとって大敵である減水が生じたとき、前日まで好調だったエリアは完全に沈黙した。エリアとパターンの修正を迫られた並木は2日目にどう動くのか。そして突然の激しい雨は、バスの活性にどう作用するのか。刻一刻と変化するバックウォーターの攻略法に注目だ。
芹川貯水池編(10月)
キーベイト:エクストラディープクランク/ビッグスプーンほか
「アメリカンスタイル」は日本のダム湖に通じるか!?
シンプルなキャスト&リトリーブで水深7mのエクストラディープへ潜行するクランクベイト。この、近年のアメリカで流行しているルアーは、果たして日本のダム湖でも威力を発揮するのか……。待っていたのは、並木が「数年に1回、あるかないかの新鮮な驚き」と表現した、衝撃的な釣果だった。